第3章『黄色の花びら』

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  『僕、吸血鬼の女の子が大好きなんです』 嬉しそうにメガネを輝かせる部下の顔が焼き付いた。 そんな馬鹿なことを言い出す人間が私だけではなかったのだと、少しだけ気分が楽になった。 医務室に戻る途中にマッチョな上司とすれ違う。
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