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「お、新山ー。どやった?てか間に合ったの?」
「んー大丈夫やった。まぁ、俺が一番輝いていたはず!」
「キメェな全く。」
「もう帰るの?」
他人が聞けば酷い会話だが、彼らには普通の日常会話だ。
「うん、帰ろー思ってる」
「えー、俺寂しい!」
「うっわ!鳥肌立ったわ」
彼らはケラケラと笑った。
「んじゃまた明日ー」
「おー気を付けてー」
崇博は駐車場へと向かう。
22:30。
ボロアポートに着いた。
「あー、やっぱ何回見てもボロいな」
崇博はそう呟きながら、自室の扉の鍵を回す。
「飯…はいいや、風呂風呂ー」
風呂を洗い、ガス式の湯沸かしを付ける。
「タイマーっと。…もうちょいやるか」
崇博はタイマーをセットし、バッグから先ほどのPCを取り出す。
PiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPi!!
スマホが鳴る。どうやら時間のようだ。
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