episode 7 ~旧文明~

6/28
146人が本棚に入れています
本棚に追加
/348ページ
「お、新山ー。どやった?てか間に合ったの?」 「んー大丈夫やった。まぁ、俺が一番輝いていたはず!」 「キメェな全く。」 「もう帰るの?」 他人が聞けば酷い会話だが、彼らには普通の日常会話だ。 「うん、帰ろー思ってる」 「えー、俺寂しい!」 「うっわ!鳥肌立ったわ」 彼らはケラケラと笑った。 「んじゃまた明日ー」 「おー気を付けてー」 崇博は駐車場へと向かう。 22:30。 ボロアポートに着いた。 「あー、やっぱ何回見てもボロいな」 崇博はそう呟きながら、自室の扉の鍵を回す。 「飯…はいいや、風呂風呂ー」 風呂を洗い、ガス式の湯沸かしを付ける。 「タイマーっと。…もうちょいやるか」 崇博はタイマーをセットし、バッグから先ほどのPCを取り出す。 PiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPi!! スマホが鳴る。どうやら時間のようだ。
/348ページ

最初のコメントを投稿しよう!