天邪鬼の真言
2/7
読書設定
目次
前へ
/
7ページ
次へ
天邪鬼。 元来、「人の心を見計らい悪戯を仕掛ける小鬼」を指す言葉だそうだ。 私はこの存在を知っている。 それは私にとって最愛の存在であり、最悪の存在だった。 「大嫌いよ」 言葉少ないその人が口を開くとき、何時もそんな言葉を聞いた。 その人の本音が何処に在るのかわからないまま、その言葉を聞き続けた。 それが嘘ではない事は、私自身が一番よく解っていた。 それが真実でない事もまた、私が一番よく解っていた。
/
7ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!