第13章 目覚めたミツバチ

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眩暈を起こしたように 目頭を押さえて黙りこんだ白河さんが。 やがて 「――おいで」 今まで聞いたこともない 真剣な声で僕の腕を引いた。 無言のまま手を引いて 長い廊下を歩き出す。 僕から目が離せないのか 白河さんはこちらを振り返り 視線を合わせたまま先に進んだ。 導かれたのは 完全にプライベートな彼のベッドルーム。
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