第13章 目覚めたミツバチ

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『白河さん……今どこですか?』 髪も服も 乱れたまま。 『家にいるよ。何時だと思ってる?』 『すみません。だけどそんなこと……』 『そんなこと?』 『――知るもんか』 彼だけを求めて 駆け出した。 煮えたぎってたんだ。 ぐつぐつと。 欲望でも愛でもいい。 もう怖くなかった。
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