第13章 目覚めたミツバチ

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これが僕が 夢にまで見た瞬間だった。 「脱がすよ?」 「……うん」 ベッドに沈んで 深く深呼吸した。 幾度か柔らかく口づけを交わし 白河さんは優しく僕の耳たぶを噛んだ。 「お世辞じゃなく君は――驚くほど綺麗になったね」 真摯な眼差しを 全身に受け止める快感。 「あなたのためだよ」 ――頑張ったんだ。 ただこうして あなたに愛されるために。
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