悲劇より、喜劇

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「あ~・・・そら凹むわ~・・・覚えたての時は誰だって興味もっちゃうからね~・・親戚のおねーちゃんが泊まりに来たとき、一緒に風呂入れなくて、すっげー無駄に泣いたの思い出したわ~、今思い出すとそんなに美人でもなかったわ~・・え~・・真っ暗じゃ~ん・・・なんかこっちまで凹んできたわ~・・」 「いいんですよ、どうせ僕なんか、生きてたってなんの価値もないんだから、ほっといてくださいよ!!!」 「ばかやろーーーー!そんな事を言っちゃうやつは人間のクズだ!!あ・・・」 「死にます。」 「あ~~!ちょっとまて!!!このままじゃ見つけた俺が後味悪いって!え~っとなんだ、そうだ!!!お前、飛び降りなんてつまんない死に方選んでんじゃね~よ。ぐっちゃぐちゃだよ??子供とかがそういうの見ちゃうよ?いや~な夢見るようになって、思春期に暗黒のなんちゃらみたいな歌の歌詞に影響されて、そのうちそれが快感になったりして、ピアスの穴とか大きく広げちゃったり、影のある男に惹かれたりして、別れて付き合ったりを繰り返して、なんでいつもこうなんだろ、とか思って部屋の片隅で三角すわりとかしちゃって、切ない曲永遠にループしたりしだしちゃうかもしれないでしょ!?」 「じゃ~、どんな死に方ならいいっていうんですか!!!」 「あれいけ、首つり」 「それだって、人に迷惑かかるじゃないですか。」 「んで、遺書かけ」 「なんてかけばいいかわからないですよ」 「わしゃ、キーホルダーか!って書け」
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