第1話:僕と未知との遭遇

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「お願いしますから住まわせて下さいよ誠都さぁん! ラノベ的展開な毎日を楽しみましょうよぉ!」 「断る。つかラノベとか言うな」 「何が駄目なんですか!? こんな美神と一つ屋根の下で暮らせるんですよ!?」 「今何て書いて『びじん』って読んだし。それと言い忘れてたけど、そもそも父ちゃんも母ちゃんもそういうのダメだから、ウチは女神は禁止なんだよ」 「湯月家では創造神はペットと同格に扱われるんですね分かります」 「ま、そういうわけだから諦めろ。たまにミルクあげに来たりはしてやるからさ」 「どうみても捨て猫扱いです本当にありがとうございました」  しょーもない掛け合いをしていて、しかし、どこぞの物理学者風に誠都は思った。  ──この神……実に面白い、と。いや、だからと言ってどうというわけではないが。 「誠都さん……そうまで言うなら最終手段です。住まわせて下さるなら──  ──私のおっぱいを好きにする権利をあげましょう」 「ハァー……。やれやれ、しょうがないなぁ。そこまで頼み込むってんなら、部屋も一つ空いてることだし住まわせてやるよ。これ以上しつこいのも面倒だし。仕方なくだからな、仕方なく」 「本音は?」 「おっぱいに釣られました」  主人公がこんなんでいいのか。
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