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「お願いしますから住まわせて下さいよ誠都さぁん! ラノベ的展開な毎日を楽しみましょうよぉ!」
「断る。つかラノベとか言うな」
「何が駄目なんですか!? こんな美神と一つ屋根の下で暮らせるんですよ!?」
「今何て書いて『びじん』って読んだし。それと言い忘れてたけど、そもそも父ちゃんも母ちゃんもそういうのダメだから、ウチは女神は禁止なんだよ」
「湯月家では創造神はペットと同格に扱われるんですね分かります」
「ま、そういうわけだから諦めろ。たまにミルクあげに来たりはしてやるからさ」
「どうみても捨て猫扱いです本当にありがとうございました」
しょーもない掛け合いをしていて、しかし、どこぞの物理学者風に誠都は思った。
──この神……実に面白い、と。いや、だからと言ってどうというわけではないが。
「誠都さん……そうまで言うなら最終手段です。住まわせて下さるなら──
──私のおっぱいを好きにする権利をあげましょう」
「ハァー……。やれやれ、しょうがないなぁ。そこまで頼み込むってんなら、部屋も一つ空いてることだし住まわせてやるよ。これ以上しつこいのも面倒だし。仕方なくだからな、仕方なく」
「本音は?」
「おっぱいに釣られました」
主人公がこんなんでいいのか。
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