第2話:僕と女神と幼なじみ

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   ◆   ◆  着替えを済ませた僕が、自分で作った朝食を食べていると、ふたりがリビングへとやってきた。 「所詮は小娘、楽勝ですね♪」  言葉の割にはちょくちょく服に傷があり、この阿呆からは、超能力者との接戦をした跡が窺えた。 「……やっぱり年増……大したことない……」  そう言う叶日も叶日で、彼女の綺麗な銀髪はボサボサになっており、着ている制服もところどころ乱れていた。  しかし、創造神などという規格外と互角に渡り合うあたり、叶日の人間卒業っぷりを改めて実感できる。 「まぁ、つまりは引き分けだったのかお前ら」 「私の勝ちでしたけど?」「……わたしの勝ちだったけど……?」 「どっちだよ」 「……生意気ですよ、小娘。またシバかれたいですか?」 「……年増だからってずいぶん偉そうね……。……わたしも、次は能力を抑えられないよ……?」  お互いに、また睨み合うエリーゼと叶日。  ……どうやらこのふたりは、出会って早々に犬猿の仲になったらしい。  喜ばしくない限りだ。
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