破天荒過ぎる稀代の美貌の秀才

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破天荒過ぎる稀代の美貌の秀才

賢王と呼ばれた前王亡き後、大臣王に選ばれたのは、稀代の秀才と呼ばれた美貌の持ち主だった。 ━その名は、《黎樹(れいじゅ) 》。 中性的な顔立ち。 男性にしては高く、女性にしては低い声音。 美しく、聡明な王の誕生に国民は沸き立った。 王黎樹は明るく、人たらしな性格もあり、人柄でも魅了して止まない。 「僕は黎樹!今日から大臣王になるよ!ヨロシク☆ミ」 だが、王の心までは誰も知る由がなかった。 王が心許したのは、王が突如連れてきた男女。 年の頃は、王と変わらないだろうか。 しかしながら、王の素性の一切は謎に包まれている。 従って、見た目で判断するしかない。 女性の名は、《春蓮(しゅんれん)》。 寡黙で表情は読み取れないが、美麗な文人である。 対して男性の名は、《賀竜(がりゅう) 》。 性格は豪快だが、人好きする好青年である。 ※このおはなしは、れいじゅのボケとがりゅうのツッコミがめいんです。 しゅんれんはみてるだけ。 人間の心までは誰も知ることができない。 そんなお話です。 黎樹は言います。 「僕は信じているよ。たとえ、裏切られたとしてもね。」 作中での発言。 これは、誰に向けたものなのだろうか。 笑いながら、真実を語る黎樹の真意を模索ください。
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