3人が本棚に入れています
本棚に追加
破天荒過ぎる稀代の美貌の秀才
賢王と呼ばれた前王亡き後、大臣王に選ばれたのは、稀代の秀才と呼ばれた美貌の持ち主だった。
━その名は、《黎樹(れいじゅ) 》。
中性的な顔立ち。
男性にしては高く、女性にしては低い声音。
美しく、聡明な王の誕生に国民は沸き立った。
王黎樹は明るく、人たらしな性格もあり、人柄でも魅了して止まない。
「僕は黎樹!今日から大臣王になるよ!ヨロシク☆ミ」
だが、王の心までは誰も知る由がなかった。
王が心許したのは、王が突如連れてきた男女。
年の頃は、王と変わらないだろうか。
しかしながら、王の素性の一切は謎に包まれている。
従って、見た目で判断するしかない。
女性の名は、《春蓮(しゅんれん)》。
寡黙で表情は読み取れないが、美麗な文人である。
対して男性の名は、《賀竜(がりゅう) 》。
性格は豪快だが、人好きする好青年である。
※このおはなしは、れいじゅのボケとがりゅうのツッコミがめいんです。
しゅんれんはみてるだけ。
人間の心までは誰も知ることができない。
そんなお話です。
黎樹は言います。
「僕は信じているよ。たとえ、裏切られたとしてもね。」
作中での発言。
これは、誰に向けたものなのだろうか。
笑いながら、真実を語る黎樹の真意を模索ください。
最初のコメントを投稿しよう!