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「でも残念だけど、今日天の川みれそうに無いよ?」
空を指差せば曇り空は変わらない。
…せっかく一緒に見れたのにな。
「マジかよ。つまんね~な」
もう一緒に見ること無いんだろうな。
シュンとまた落ち込んでいると
ポンポンと頭に触れる感触。
「まぁ、また来年見れるだろ?今日だけじゃねーし。また来年な?」
笑顔で慰めてくれる直哉の優しさに、僕も笑顔になる。
「来年約束してくれる?」
「当たり前だろ!約束な」
「うん!ありがとう直哉!大好き」
「ッッ!照れるだろ!バカ」
真っ赤に染まる顔。
世界で一番大好きで自慢な幼なじみ。来年も次の年も一緒に天の川を見れると良いな。
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