栞の休日

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みゆきちゃんの事件が解決した、次の日、私は非番だった。朝からオシャレして、待ち合わせの場所にむかうと、彼氏である健次郎がすでに待っていた。私は小走りで駆け寄った。 栞:ごめん、待った? 健次郎:大丈夫だよ 少し小走りした為、息が上がったので、立ち止まり呼吸を整えた。 健次郎:少し休んでから移動しよう そう言って私と健次郎は公園のベンチに座っていた。お互いの仕事が忙しく、一ヶ月ぶりのデートだ。 栞:今日はどこ行くの? 健次郎:ここから少し離れた水族館だ 私の体の事もあり、なかなか遊びに行ける所が限られてる。 栞:そっか、そろそろ行こう 私は立ち上がり何気なく、辺りを見渡した。刑事のクセで、場所を移動する時は、ここにいた人達を覚える習性がある。 健次郎:行こうか、近くに車を停めてある 私と健次郎は車に乗り込み、水族館に向かった。 健次郎:ちはるから聞いた、入院を勧められてるそうだな しばらく健次郎は車を走らせ、運転しながら聞いてきた。ちはるとは健次郎の幼馴染で、神南総合病院の看護婦だ。 栞:うん、でも今は仕事が大事だから 私は窓から外の景色を眺めながら、答えた。 健次郎:あんまり無理はしないでくれよ それだけ言うと、健次郎は黙って運転し、しばらくして水族館についた。
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