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健次郎:大丈夫か?
薬を飲んだのを確認し、後ろから声をかけてくれた。
栞:ハァハァ、ごめん大丈夫
しばらくすれば薬の効果で落ち着いた。その言葉に健次郎は席に戻り、私達二人は食事を再開した。
花:あっ栞おねぇちゃん
ご飯を食べ終え、立ち上がった時、可愛らしい声が聞こえた。振り返ると夏美さんと花ちゃんだった。
栞:あっ夏美さんに花ちゃん、こんにちは
夏美:こんにちは
私は花ちゃんを抱き上げた。横にいる健次郎は不思議そうにしていた。
栞:夏美さん退院おめでとう。
花の頭を撫でながら、夏美さんに労いの言葉をかけた。
夏美:ありがとう、そちらの方は?
夏美さんは私の隣にいる健次郎に目を向けた。
栞:あっ、私の彼氏の兼末健次郎君です。
私の言葉に横にいた健次郎は、夏美さんに目を向け、頭を下げた。
栞:健次郎、こちらは私の親戚の村雨夏美さんと、娘の花ちゃん
今度は私の言葉に、夏美さんが頭を下げた。
健次郎:栞、そろそろ時間だ
健次郎の言葉に私は花ちゃんを降ろし、夏美さんに頭を下げ、その場を後にした。
健次郎:体調悪いなら、今日は帰るか?
レストランを出た所で、健次郎は心配そうに声を掛けてきた。
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