栞の休日

5/11
前へ
/16ページ
次へ
栞:ごめん、大丈夫だからイルカ行こう 私はもう一度深呼吸して、健次郎と歩き出した。 健次郎:なら行こうか? 私達はイルカショーの会場につき、水に濡れない席に座った。 栞:最近、仕事はどう? 実は健次郎は医者をしている、千葉では有名な病院だ。 健次郎:変わんない 栞:そっか しばらく会話していると、時間になりイルカショーが始まった。ショーを見ている間は、二人で仲良く手を繋いで、寄り添い見ていた。 栞:可愛かった ショーが終わり、私達はおみやげ屋さんに向かって歩いていた。 健次郎:そうだな、土産買って帰るか 栞:うん 私達はおみやげ屋さんに入り、それぞれの土産や買い物をしていた。 健次郎:来月で付き合って10年か 栞:そうだね 実は高校から付き合ってたわけじゃない、同窓会で再会して付き合いだした。結婚はお互い考えてるが、体の事があり中々切り出せない。 栞:わぁ、これかわいい レジ横にあるショーケースを見た時、ペアリングの指輪が二つ並んでいて、ひとつはイルカの形をしている。 健次郎:買ってやるよ それだけ言うと、健次郎は店員に注文をした。 栞:ありがとう 指輪が出来たのを見ると、ピンキーリングだった、二人で小指にはめ時間が来たので、水族館を出た。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加