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栞:ごめん、大丈夫だからイルカ行こう
私はもう一度深呼吸して、健次郎と歩き出した。
健次郎:なら行こうか?
私達はイルカショーの会場につき、水に濡れない席に座った。
栞:最近、仕事はどう?
実は健次郎は医者をしている、千葉では有名な病院だ。
健次郎:変わんない
栞:そっか
しばらく会話していると、時間になりイルカショーが始まった。ショーを見ている間は、二人で仲良く手を繋いで、寄り添い見ていた。
栞:可愛かった
ショーが終わり、私達はおみやげ屋さんに向かって歩いていた。
健次郎:そうだな、土産買って帰るか
栞:うん
私達はおみやげ屋さんに入り、それぞれの土産や買い物をしていた。
健次郎:来月で付き合って10年か
栞:そうだね
実は高校から付き合ってたわけじゃない、同窓会で再会して付き合いだした。結婚はお互い考えてるが、体の事があり中々切り出せない。
栞:わぁ、これかわいい
レジ横にあるショーケースを見た時、ペアリングの指輪が二つ並んでいて、ひとつはイルカの形をしている。
健次郎:買ってやるよ
それだけ言うと、健次郎は店員に注文をした。
栞:ありがとう
指輪が出来たのを見ると、ピンキーリングだった、二人で小指にはめ時間が来たので、水族館を出た。
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