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マックスは夜遅くから誰かに呼び出され出かけて行った。
レイフは止める権限は無いと思い、見送った。
だがやはり心配で眠れない。
マックスが家に来てからまだひと月だが、レイフはマックスが家にいないと寂しいと感じた。時々はマックスを抱いてしまいたいと思った。だが、そんな衝動を止めたのは、マックスだった。
マックスの清楚な視線が、レイフの血まみれの手ではマックスを犯すことなど出来ないと教えてくれた。
それに自分がマックスの幸せを奪ってしまうかもしれない不安はいつもあった。レイフは、マックスが愛したウォーレンを殺すはずだったのだ。
なのに、マックスのそばにいたい。
矛盾した感情にレイフはいつも戸惑っていた。
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