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まだ話してる途中なのに、陽太の唇が頬に触れた。
「っ………」
いろいろと聞きたいけど、陽太は顔を真っ赤にして口元を押さえてる。
恥ずかしそうに私から目を逸らすくせに、繋いだ手は離さない。
むしろさらに握る力が強まった。
……キスした意味を、察せたのは幼なじみの特権かなぁ?
「……私もだよ!」
嬉し涙を流して、言葉で答えた。
3秒後には、キミの笑顔。
5秒後には、重なる唇。
―――無口なキミと、―――
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