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「…家、覚えていたんですね」 助手席に座って、シートベルトをするとすぐに車は走り出した。 「…さすがに覚えるよ。 飲んだ日に代行で送って行ったし、次の日も朝、迎えに来たし…」 会社まで送ってもらった朝、二人で事務所に入って行ったというのに、同行出勤をまったく怪しまれることがなかった…。 ……別に、いいんだけどね。 事務所の社員さんからも、私と岡崎さんがどうこうなるって想像出来ないなんてことは、だいぶ前から気づいてたし… あ… 虚しい記憶を思い出すと自信無くなってきた…。 ダメダメ! 人にどう思われるかは今は関係ない!
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