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午後は、真面目に勉強をして過ごした。
夕刻。
岡崎さんの案内で、土曜日でも開いているキャンパス内の売店に、二人で行った。
そこでお弁当や軽く摘むお菓子と飲み物を買うと、
売店横にあるテラス席に二人向き合って座った。
「ふぅ…」
と、静かにため息をついてから、菓子パンの袋を開ける。
「…疲れただろ。まだ勉強出来る?
先に帰っても良かったのに」
「大丈夫です!…まだ出来ます」
二級の試験は調べると年に三回。夏の回は6月上旬でもう終わっていた。次は秋の11月。
日にち的にはまだ余裕があったけれど、勉強することでこうやって岡崎さんのそばに居られる。
…帰るなんて選択肢、私には存在しない。
「…いきなり根を詰めて、音を上げるなよ。今なら自転車で帰ることも出来たのに…」
「…それって…」
遠回しに帰れって言っているのかな…。
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