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その日の夜は泣くだけ泣いて自室に戻ると、雅から貰った風邪薬を飲んで眠った。
翌朝、風邪は本格的なものになり、結局三日間、私は会社を休んでしまった。
「…予感、的中してしまった…」
岡崎さんを好きになりすぎると、痛い目に合う。
彼を好きになり始めたとき…そう、どこかで直感めいたものが働いていた。
はまっちゃ駄目だ。のめり込んでは駄目! って…
…なのに、…全然。
…どはまり、
しちゃったなぁ…
「はぁ。…自分が嫌んなっちゃう…」
ピンポーン。
!?
「…誰だろ? こんな時間に」
夜の8時。
ドアホンが鳴って訪問者が誰かを確認すると、そこに立っていたのは…
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