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たこ焼きを頬張った瞬間、雅に聞かれ、口の中を火傷した。  ヒリヒリする口の中を冷ますため慌ててお水を飲んでから、答えた。 「し、…してないっ! しないよ! そんなこと…! ちゅーすら寸止め…いや、えっとぉ~…」 「へぇ~」「まぁ…」 二人が同時にリアクションして急に恥ずかしくなった。 「だ、だから… 何もしてないんだからいいんだよ。 とりあえず今は!」 「とりあえず、今はねぇ…」 う…。 雅の冷ややかな視線が……痛い。 「仕事や勉強が今は楽しいの。 優先させたいの! それに、岡崎さんも試験があるし、大変な時だから…そっちのことはゆっくり。 …もう、急いでいないというか…! 決して問題を後回しにしているわけじゃ…」 必死で自分にいいわけした。 「…それで、美樹は幸せなの? 幸せに…なれるのかな?」 「…え?」 和花のワントーン低い声に胸をぎゅっと掴まれたみたいに痛んだ。 「…今は仕事に燃えているから感じないかもしれないけど…そんなに頻繁に会っていたらたぶん、 自分の気持ちが抑えられなくなると思うよ?」
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