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「…なになに? それ、どんな方法?!」 私は雅の方へ前のめりになって興味津々に尋ねた。 「あ。私も知りたい! どうすればいいの?!」 和花も目をきらきらとさせている。 「の、前に… まず、これが出来なきゃ効果はうまく発揮しない」 「?」 雅はわざとらしくコホンと咳き込み、勿体ぶった。 そんな雅を二人そろって真剣な表情で見た。 「好きな男をモノにする方法を最大限に活かすには、まず、 “ 自分自身に魔法をかける!”」 「……魔法?!」 「ふふ。そう。呪文もあるよ。 “ 逃げないで 恋愛テクニックを駆使する勇気を持つ!” …つまり、手段を選ばないってこと」 「!?」 私は雅の言葉に頭の中が混乱!  不思議なものを見る目で見た。 「そうねえ~イメージとしては、 “ シンデレラ!” 」 「シンデレラ?!」
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