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「…なぁ。さっきからなに?
泊まることに過剰反応しすぎ。美樹のえっち」
美樹は顔を真っ赤にして怒った。
「えっちじゃありませんっ!
祐哉くんの方がへんたいっ!
毎日なんて…スケベ!!」
「…俺、毎日抱くだなんて言ってないだろ。
美樹の想像のがやばい」
「ッ…!!!」
あ、…しまった。
ふざけ過ぎたかな?
美樹、急に絶句して固まった…
「…ごめん。悪かった。
美樹の想像はやばくない。
なんならご期待通り毎日でも…」
「期待なんかしてなぁーいっ!!」
犬が遠吠えするかのように、美樹は大きな声で叫んだ。
かまわず俺は美樹を釣るため、仕掛け続ける。
「…まぁ、そんなに照れるなって」
「祐哉のばか!!!」
キッと睨んだあと、美樹はいつものように俺を殴りに来た。
…仕掛け成功。
俺はこの手で美樹を抱きしめた。
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