*番外編*

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「…よしよし。唸らない。いい子だ」 「祐哉、私の頭撫でたって駄目だよ。 誤魔化しになってない。…なに? つまり本気で私って犬の代わりなわけ?」 美樹は面白いぐらい頬を膨らませる。 「まさか。美樹は代わりなんかじゃないよ。 犬を飼うより大変で世話がかかるが、その分充実感が… ……分かった。ごめん。俺が悪かった。 それ以上頬を膨らませたら破裂する。 美樹は犬じゃない。俺の大事な人! 恋人!!」 俺は立った姿勢のまま、美樹の頭をぎゅうっと抱きしめた。
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