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「…苦しっ…。この体勢キツイ！
祐哉くんもう一度座っ…」
「…せっかく美樹の方から甘えて来たんだ。
ご要望には最大限応えないとね…」
「なっ…」
俺はソファーに座り直すんじゃなく、美樹をソファーに押し倒した。
その上に覆い被さる。
俺の下で美樹は、目をぱちくりさせて状況に対応しきれていない。
だが、かまわずその柔らかい唇を自分ので塞いだ。
やっとでご褒美にありつけた心境だった。
深く落ちていくキスを味わいながら考える。
どうしたらもっと俺に夢中になるのか。
満足させるには何をしたらいいのか…
全神経を美樹に集中させた。
「……なぁ。
マジ今日泊まって行ってもいい？」
お互いの鼻先が触れそうな近さ。
ノーと言わせない卑怯な体勢で、美樹に聞く。
「……だっ…」
…だが、まだ足りないらしい。
「だめ」と最後まで言わせる前にもう一度、
キスで美樹の唇に蓋をした。
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