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「…追加購入?
はいはい…お犬さまの仰せのままに」
俺が財布をポケットから取り出そうとすると、その手を美樹が止めた。
「違う。これは私が買うの! 和花と雅に!
お揃いにする! …あともう一個は…
やっぱり指輪のチャームかな…」
美樹はそばにあるチャームの説明書きと代物を交互に見ながらぶつぶつ言って選ぶと、自分で店員を呼んだ。
バッグから財布を取り出すと、嬉しそうににこりとしながら美樹は会計を済ませた。
「祐哉くん、ありがとう…
ネックレス、大っ事にするね!」
美樹はラッピングをして貰ったにもかかわらず、店を出ると直ぐに包装を解き、ネックレスを身につけた。
終始にこにこで、ネックレスに触れてはご満悦の美樹を見ていると、こっちまで嬉しくなる。
買ってあげた甲斐はあるし、もっと喜ぶ顔が見たくて色々プレゼントをしてあげたくなった。
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