*番外編*-2

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「あ、もうすぐ今日が終わる…」 一頻り抱きしめあった後、美樹は体を少し離し、壁時計を見るなりそう言った。 「茜ちゃん、もう寝てると思うけど… 戻らなくちゃ」 「本気であいつの部屋で寝るの? もう茜寝ているなら、ここで寝てもバレないって」 「…そうだけど、起きて待ってるかもしれないし、祐哉くんはまだ勉強するんでしょ? … 邪魔しないように出て行くね」 美樹は言い終わるなり、そのまま俺から離れベッドを下りた。 「…邪魔じゃないから居ろよ」 「だめ! …おやすみなさい」 美樹は部屋を出て行こうとする。 仕方なく俺もベッドから下りて、まだそばにいる美樹の手首を掴んだ。 「…祐っ…」 振り向いた美樹の頭にもう片方の手を伸ばし、ぐんと引き寄せる。 俺は目を閉じ彼女と唇を重ねた。
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