*番外編*-2

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美樹は目を伏せ、逡巡してから言った。 「……あのね、茜ちゃんから…聞いたの」 「……茜から何を聞いたの?」 言葉を切り、少し言いにくそうにする美樹に、話の続きを促した。 美樹は重い口を開く。 「実は… 祐哉と茜ちゃんの間に女の兄妹が産まれてたかもって…」 「え……?」 俺は驚いて上半身を起こし、美樹を見た。 「私のこと、お姉ちゃんのように思ってくれているんじゃないかな?」 美樹は少し苦笑いを浮かべて言った。 「……悪い。そのことを黙ってて…」 真摯な声で俺は謝った。
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