理を屈する

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小説や教科書の文字の混みようは 美しさが感じられず 俳句や短歌などは読み方が 理解できず 詩などは意味すら分からなかった 私が詩人になったのは日記 自分なりに書いていたものこそが 私が詩人であった証明 言葉足らずの文章 しかし逆に考えれば 文字に言霊を込めた文章でもある 今私が挑戦しているものは 小説という言葉への扉 その未知の世界へと ごみごみした言葉達の 美しく節操のない 私を書き捨言と表した 不快を感じた方は正常だ 共感や興味を持たれた方は 私と同じ部類側の人なのであろう 人生という無駄遣いに 霹靂と光りを感じずにはいられぬ 道化師なら格好はいいが 壊したろくでなし 体面だけでも大切にして欲しい 後戻りができないのは 後も先にもなにもないからだ 時間だけが適当に流れる 素晴らしき世界 ひきこもりへようこそ
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