第1章

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病院で検査したところ、大動脈に血栓が出来ているといわれました。 命の危機だと、治る確率はかなり低いと言われました。 父に連絡して、治る確率はかなり低いという事、そして安楽死をさせた方が男の子にとって良いのかもしれないという事を話しました。 父は男の子が苦しまないならその方が良いと、泣きながら答えました。 病院の先生にその事を伝えたところ、私共も精一杯治療をするので、信じて頑張りましょう。 そう言ってくれました。 そして、入院して治療する事になりました。 その日仕事終わりに面会に行きました。 痛み止めにより、あまり痛くはなさそうでしたが、とても辛そうでした。 その日は30分ほど面会をし、別れました。
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