第1章

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そして、病院につきました。 病院の中に入ると、男の子が口を開けて、目を開けて、亡くなっていました。 間に合わなかったと思いました。 先生によると、病院に到着する5分ほど前に心配停止の状態だったそうです。 先生が猫用の棺桶に男の子を入れてくれました。 そして家に帰る途中で花を買い、男の子の眠る棺桶に供えました。 家に帰り、父が帰ってきました。 そして、普段自分達の前では泣かない父が泣いていました。 顔は見えませんでしたが、確かにその背中は震えていて、父もとても辛いのだと実感しました。
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