第3章

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「今日は助かったわ、一人じゃ危なかったと思うし…ありがとね」 大量の宝石と黒狼が乗った荷車を引いて街に戻ると救済会の建物の前でお姉さんがお礼を言う。 「とんでもないクマ、オトモとして当然の事しかしてないクマ」 「謙遜しなくて良いのに…あ、コレあげるわ」 黒狼を荷車から下ろすとお姉さんが荷車に乗ってる箱から宝石を5つ差し出す。 「黒狼を譲ってくれただけで十分クマ」 俺は手で黒狼を指し示して首を振る。
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