第3章

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「お土産があるクマ、だから解体屋に電話して欲しいクマ」 「分かりました、引き取りに来て貰いますか?」 「ん、それで」 ぬいぐるみの語尾を抜いていつもの口調に戻す。 「…今日のお土産はなんですか?」 お土産が気になるのか電話を済ませると直ぐに聞いてくる。 「この宝石と、外に置いてある黒狼」 カウンターの中に入ってリュックを下ろし、中からさっき貰った宝石を出して机に置く。
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