第3章

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「ああ、表に出ている黒狼を解体して貰えます?」 「ああー…やっぱりアレだったんですね、久しぶりの大物なんで腕が鳴りますよー!」 解体屋のお兄さんは嬉しそうにポキポキ指の骨を鳴らす。 「料金の方はいくらぐらいになりそうですか?」 「ん~…アレくらいの大物だと……3万5000ヴィルぐらいはいくんじゃないですかねー?」 メリアの質問に顎に手を当てて考え首を捻りながら答える。 「5万ヴィルお支払いしますので夕方までにお願い出来ますか?」 「そりゃもう!いつもありがとうございます!あ、解体の方はいつものように食肉用と素材用で分けときますんで」 前払いで料金を支払うと解体屋のお兄さんは頭を下げて出て行った。
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