第1章

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「私共がお貸しするオトモ達に見た目の差はありませんが、性能はそれぞれ違いがあります」 「ふぅん?ま、どんなオトモでも役立つから見た目はどうでも良いんだけど」 お姉さんはそう言ってお金を払い、先に建物から出て行く。 「お気をつけて」 メリアは決まって俺がドアを閉めようとする時に笑顔で見送ってくれる。 普段の営業スマイルとは違った優しく柔らかい笑顔で。 …プライベートの時はあんな風に笑いかけてくれるのなんて偶にしかないのに。
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