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完全に脱力した私は、コージのキスに溶かされて、思考はドロドロ。もしかして、このままコージと……と、思った時、
「はい、お終い♪」
急に視界が明るくなって、コージが私の上からどいた。天井の明かりがまともに目にはいり、私は眩しくて目を細める。
へっ? お終い?
ソファから一歩離れた位置に立っているコージ。後頭部のあたりをガシガシッと擦り、
「俺、やっぱもう飯はいいや、なんかもう……腹も胸もお腹いっぱい」
「えっ?」
そうなの?
「これ以上食えそうにない」
「?」
困惑だらけのセリフは完全に意味不明。私には理解できなくて、大きく瞬きするしかない。
「先にシャワー浴びてくる。交代で入ろう、でもって、寝るよ、テレビでも見て待ってて」
早口に捲し立て、コージは洗面所へと消えた。
えっ? 残された私は、ポカンと口が開いたまま。
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