第1章

3/20

12人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
橙side オレは今日大好きな彼女に別れを告げる… 出来る事ならば別れたくない。 ずっとそばに居たい。 でもこれは大好きな実彩子を守る為の方法。 実彩を守る為ならなんだってする。 橙「ごめん…別れよう」 紫「なっ…なんで??泣」 見たくない…実彩の泣き顔なんて… 本当にごめん。理由は言えない… ずっとそばに居れなくてごめん。 頭を撫でる。 ダメだと分かってても勝手に身体が動いてしまう… このままこの場に居たらきっと抱きしめて離したくなくなる。 部屋をあとにする…ドアが閉まった瞬間今まで我慢してた感情がいっきに溢れ出す。 橙「…ッ(泣)」 ごめん…実彩…大好きだよ… ドア越しに実彩子の泣き声が聞こえる。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加