王国の記録

5/11
前へ
/11ページ
次へ
秋の展望台。監視の家来が呼ばれる。 王様は監視に告げる。 「この国を見てみたい。どれほど美しいかこの目に焼き付けたい」と。 眼鏡の監視は答える。 「美しい王様。この国は王様のように美しいです」と。 王様は満足げにうなずくと、監視を続けさせる。 家来は監視に戻り、いつものように醜い国に目を向ける。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加