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おでこの次は、頬に、耳に。 順番にキスをされたところから、その通りに溶けていきそう。 首筋に舌が這う感触に、思わず反応してしまう私の身体は、部長を知りたいと、素直になっている。 『彩星。』 呼ばれた声にそっと瞳を開けたら、私の髪を撫でて、優しく微笑んでいる部長と視線が絡まった。 『……大切にするから。』 そっと触れた、柔らかい唇と唇。 ボタンに掛けられる部長の指の気配。 髪を撫でてから、そのまま肩へ置かれた手は、肩紐に届いた。 『だから、ここまで。』 『えっ?』 チクッとした温かい刺激が鎖骨よりも下に訪れて。 『今、大切にするって言ったでしょ?俺のって、印だけは付けさせて。』
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