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『彩星?』 寝室から出てきた部長は、片目を擦っていて。 後ろに立つと、私のお腹に腕を巻き付けた。 『喉渇いちゃって……起こしちゃいました?』 うぅん、って首を振っている部長が窓に映る。 『離れたくないから、起きてきただけだよ。』 ホワイトデニムだけを着た部長の素肌が温かい。 『昨日のこと、覚えてる?』 『酔っ払っちゃってごめんなさい。』 『酔って欲しかったから、いいよ。』 お腹で組まれていた部長の両手が、むぎゅっと私の胸を掴む。 『酔って、乱れてる彩星も……可愛かったよ。』 『……っ。』 強制的に思い出させられる、昨日のコト。 俯くと視界に入る、無数の赤い印。 胸の上で動く指にある、私の歯形。 お互いに印を付け合った、甘い時間。 『他の誰にも、触られないでね。』 『うん……。』 くるりと回転した視界。 目の前にあるのは、ココに付けてって言われて残した、赤い痕。 『俺が、幸せにするから。他の誰のものにもならないで。』

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