第1章

33/41
前へ
/41ページ
次へ
家に帰ったら、母は仕事に行っていて、まだ帰って来ていなかった。 電話の横に、昨日の封書が置かれていたのを目にする。 その封書の差出人は、民団からだった。 ご存知の方もいると思いますが、民団とは。 在日本大韓民国民団のこと。 私の母は、在日韓国人。 顔を知らない父も、在日韓国人。 当然、私も在日韓国人。 これか。 これが原因だったんだ。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加