9月6日

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「勇者」 「ん?む…なんだこれ」 「まかろんってやつ。図書室の料理本に載ってたから作ってみた」 「ふーん…美味いなこれ。さくさくしてて」 「だろ?」 「まあ魔王の作るもんはなんでも美味いからな」 「当たり前だ。茶ぁ入れたから休憩にしないか」 「お、やった。じゃああと二分で終わらせるから待っとけ」 「おう」 魔王城の庭が殺風景すぎて家庭菜園始めちゃう勇者とか。 だだっ広い魔王城に一人暮らしだから家事全般得意で、勇者が来てからは美味しいって言ってくれる人ができたからお菓子作りにはまり始める魔王とか。
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