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私はせめての感謝に毎晩、
鏡のためにおにぎりと具沢山のお味噌汁を作る。
それを鏡は食べながら、
何でもない談笑に織り交ぜて
私が気にしているのを知っていて、
一通り、仕事の進捗などを教えてくれる。
鏡には、感謝することだらけ、だった。
結の許可が下り、数日前、雄太と泉がここを訪れた。
既に泣いたのだろう、
泉は目を真っ赤にして、私に抱きついた。
「・・・・・・・・・・よかった・・・」
ごめん、としか言えなかった。
それでも、
二人は怒ることもなく、ただ、
私をしっかりと抱き締めて、よかった、と繰り返した。
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