告白

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ーーーお昼はバタバタしていて、あっという間に14時になり、お店がやっとひと段落ついた時。 ゆきが伝票を持って歩き出し、レジの前に立っている私に伝票を渡す。 「お、お会計…280円です」 無言で300円と紙?を渡され、なんだろうと思いながらお金をしまい、二つ折りにされた紙を開くと… “今日バイト終わったら、桜林公園に来れる?” ハッと顔を上げ、ゆきの顔を見る。 ゆきも私の顔を見ていたので、目が合う。 ゆきの綺麗な顔立ちと、吸い込まれそうな瞳に私の顔は一気に熱くなり、目を逸らして俯いてしまう。 「い、行きます!…と20円のお返しです」 私は紙に書いてあった返事を小声で言い、おつりを差し出すと、指が細長くて私よりも大きい手が出され、おつりを渡すと少しだけ触れる。 私は顔を上げゆきの方をみると、ゆきはもう店の出入り口の扉を開けてお店を出て行ってしまった。 ガラス窓越しに見えるゆきは、雨は降ってないのか傘をささずに歩いて行った。 桜林公園。。ど、どうしよう…嬉しい。けど何か話があるのかな。少し不安。 てかあと2時間も待たせちゃうじゃん! なんでそれを言わなかったんだー! 私はゆきにもらった二つ折りの紙を大事に鞄のポケットにしまう。 ん?視線を感じる。 視線の感じる方に目をやるとニヤニヤした恵美子さんが私を見て何か言いたそうだ。
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