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さて、オムライスでも作ろうかな~。
冷蔵庫を開けて材料を取り出し、みじん切りにしていく。
料理はほとんど毎日してるので嫌いじゃない。
お弁当も出来るだけ自分で作るようにしている。
ご飯を卵で包み、2人分出来上がる。
「はい、お待たせ~」
ダイニングテーブルにオムライスを置き、ケチャップとスプーンを取りに行く。
「おぉ!オムライス!うまそー」
ゆきがダイニングテーブルの椅子に座り、私が椅子に座るのを待っていてくれる。
ケチャップとスプーンをゆきに渡し、椅子に座る。
「「いただきます」」
と声を揃えて言う。
「ケチャップでハートマークか、ゆきダイスキとか書いてくれないの~?」
「え!?」
そういえば漫画とかドラマで見た事あるなぁ~。
私は仕方なく立ち上がり、ゆきのオムライスにケチャップでハートマークを書く。
「いいねぇ~じゃあ改めていただきます!」
ゆきがオムライスを口に運ぶ。
だ、大丈夫かなぁ…口に合うかなぁ。
「うん!うまいよ!前に言った洋食屋のオムライスよりうまい!」
ニッと微笑みバクバク食べていく。
あ、そういえば洋食屋さんでゆきとオムライス食べたっけ…。
私もケチャップをかけて、食べていく。
「ごちそうさま~」
早っ!!もう食べたの!?
「早いね~」
私の1.5倍位の量にしたのに…。私はまだ半分しか食べてない。
「そう?美味かったからかな~」
テーブルに肘をつき、私の食べているところを見られ…
「食べずらいんですけど…」
「気にしないで食べて?」
いやいや、気にならないわけないでしょ!
…残りは夜に食べよう。と思い片付け始める。
「あれ?食べないの?」
「うん、お腹いっぱい」
「えー!じゃあ俺にちょうだい!」
「え?い、いいけど…」
ゆきは私のスプーンで残ったオムライスを食べる。
やっぱり足りなかったのか…すごい食欲だなぁ~男の人は。
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