クリスマス

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冬休みに入るとすぐにクリスマスがやってきて、ゆきと桜林公園で1時に待ち合わせしている。 今日は加奈にお洒落しなさいよ!と言われ、はりきってブラウスに膝丈のスカートを履き、コートを羽織りブーツを履いて、いつものベンチの方へ向かう。 まだ12時半…ちょっと早かったかなぁ…。 ベンチに着くと、ゆきが座って本を読んでいる。 「早いね~ゆき」 私に気付いたゆきが本を閉じて私を見る。 「早く会いたかったからね~」 また嬉しい事を言ってくれる。 今日のゆきは、ジーパンにカーキ色のモッズコートを羽織っていて、とても似合っていてカッコイイ…。 私よりお洒落なんじゃないかと思う。 「寒くない?」 「うん、大丈夫だよ」 「じゃあ、天気いいし少し公園散歩しようか?」 「うん!」 ゆきは本を鞄にしまい、立ち上がると私の手を握る。 「実桜の手つめたい」 「ゆきの手あったかい」 クスクス2人で笑いながら公園内を歩き出す。 やっぱりクリスマスだけあってカップルが多い…夜になるともっと増えるのかなぁ~。 ゆきを見ると太陽の光で眩しそうに目を細めていて…カッコイイ…。 ずーっと見ていられるなぁ~イケメン君は。
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