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ガチャとドアを開け、ゆきがお茶やお菓子を持って入ってくる。
「どーぞ」
テーブルの上にお茶やお菓子などを置き、ゆきは私の隣に座る。
「ありがとう」
ゆきもコートを脱いだのか、ジーパンにシャツの上に黒のカーディガンを羽織っていて大人っぽい。
何を着ても似合いますね~惚れ直してしまうよ。
「…さっきの約束覚えてる?」
も、もしかして…俺んち行ったら覚えてろよって言うやつですか!?
「え、えっと…なんだっけなぁ~」
私は覚えていない振りをして、ゆきから目を逸らす。
「…さて、どーしようかな~」
ゆきは私の顎を掴み、ゆきの方に顔を向けられ目線を合わそうとする。
私は見られているのが恥ずかしくなり、目線だけ下に向けてしまう。
「んっ!……」
急に唇に口付けられ、驚いてゆきの顔を見てしまうがゆきは目を閉じている。
長いキス…
すると口の中に舌が入ってきて、私の舌に絡みついてくる。
「っ…ハァ…」
頭がボーっとして息苦しくなり、息が荒くなる。
ゆきは目を細めて私を見ているその顔に私は恥ずかしくて目を閉じる。
やっと唇が離されると、私は目を開けゆきの目を見る。ゆきは両手で私の頬に手を当て見つめてくる。
またこの真剣な瞳に目が離せない…。
色っぽいゆきの顔…
いつもより余計にステキに見える。
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