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…私、変な人かも…。
そう思い、ゆきの顔を見ると目が開いていて目が合い…
「わっ!!起きてたの!?」
私は恥ずかしくなり、布団で顔を隠す。
「…いいよ」
え?
「好きなようにしていいよ」
私はそっと布団から顔を出してゆきを見る。
「フッ…ホント可愛い」
ゆきは微笑むと、ギュッと抱きしめられ私の頭に顔をスリスリしてくる。
「仕返し…」
どうしよう…幸せ…
ゆきの胸に顔を埋める。
それから1時間位そうして、私達はやっと服を着てお茶を飲んで落ち着く。
なんか…ラブラブ度が増した気がする。
ゆきは私にぴったりくっついて隣に座る。
「はい…俺からのプレゼント」
「え!?ありがとう!!」
小さい紙袋を手渡される。
「開けてもいい?」
「うん、いいよ」
なんだろう…
紙袋を開けて中を見ると、前にもらったネックレスの様に小さい箱がある。
小さい箱を取り出し開けてみると
「あ…オルゴール?」
四角い形をした、アクセサリー入れみたいになっているオルゴール。
「修学旅行の時に小樽で買ったんだ」
「え?いつの間に…」
あの時は確か、ゆきは隼人君と女の子達と一緒にいた気がするんだけど…。
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