39人が本棚に入れています
本棚に追加
ーー次の日になり、ゆきと約束していたが隼人君達がどうしても今日はゆきを貸して欲しいと私に言ってきたので、何の疑いもなくOKした。
私はコーヒーについて学ぼうと本屋へ行く事にした。
加奈も誘ったけど、春樹さんとデートらしい。
私は1人で本屋へ行き、数冊コーヒー関連の本を手に取り、椅子に座り読み始める。
豆の種類や豆の挽き方…
バリスタ…
専門学校まであるんだ…。
1人でカフェの店なんか出来ないしなぁ。
コーヒーだけじゃやっていけないし…。
はぁ…私はいったい何がしたいんだろ。
最近、焦ってきている。
来年は高校3年だし。
フと窓から外を見るとオレンジ色になって夕方になった事に気付く。
そろそろ帰ろうかな…。
椅子から立ち上がり本を元の場所に戻す。
お店を出て家に向かって歩いていると…
ん?見覚えのある制服…
そして見覚えのある…人…
わかっている。
でも、相手の女の人はしらない。
タイトスカートを履いた美人で髪が長く化粧もバッチリできっとタメではない…年上だ。
私の足は前に進む事が出来ず、本屋の壁にもたれる。
その2人は微笑み合い、女の人は男の方の首に手を回しなにやら話している。
いきなり涼太君の言葉を思い出してしまう。
美人のお姉さんに誘われたら…。
最初のコメントを投稿しよう!