退院

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それから4人で昼食を食べて、ボーリングをしに行く事になった。 スカートじゃなくて良かったけど…、ゆきに会うならもう少しオシャレして来れば良かったなぁ…。 ペアで別れて勝負する事になった。 もちろん私はゆきと。 加奈と隼人くんもすごく楽しそう。 加奈の彼氏の春樹さんが見たらヤキモチ妬いちゃうよ。 私が自分に合うボーリングの玉を探していると、ゆきが私の元へ来て 「明日も会えるね」 ボソッと耳元で囁かれ、カァァァと顔が熱くなる。 「実桜の体心配だから、ボーリングやめて2人で抜けようか?」 「へ!?な、なに言って…」 そう言うとゆきは、私の手を握りボーリング場から出て行く。 チラッと加奈達の方を見ると、楽しそうに話している。 「ゆ、ゆき!加奈が心配するから…」 私が話しかけると、ゆきは足を止めて 「大丈夫、隼人には2階のゲーセンに行くって言ってあるから」 「え?」 いつの間に…? あの2人、ほって置いて大丈夫かな? 加奈が心配だけど、ゆきを信じたい。 ゲーセンに来たのはいいが、ゆきは興味がないのか何もやらず、近くのベンチに座るので私も隣に座る。 「や、やっぱり加奈と隼人くん2人にするのは心配だよ…」 春樹さんの事を考えると、落ち着かない。 「だって、もしゆきが他の女の人と2人でボーリングしてたら凄く嫌だし…」 「実桜だったら、他の男と2人でボーリングする?」 「し、しないよ!」 …でも加奈と隼人くんは友達だし。 加奈はちゃんと割り切っているのかな?
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