他称イケメン、彼女無し！

第1章

翌朝。

「おい！藤崎さんに彼氏出来たぞ！」

登校するや否や友達がダッシュで近づいて来る。

「！！？マジで！？」

「ああ、今さっき廊下で告白されてたのを目撃してな…OKしてたぞ」

「相手は？」

「藤崎さんと同じクラスの奴だったが…なんていうかパッとしない顔で雰囲気も平凡な感じだった」

名前なんだったかな…？と考えてる友人の隣で俺はカバンを床に落とした。